紅白セレクト

基本的に今年はてなダイアリーで紹介した音楽から選曲したのですが、ぼくはほとんど紅白を見たことがない人間なので、自分が見たいと思える紅白歌合戦とはどのようなものかと考えつつ曲を選んでいきました。サブテーマは「和」でしょうか。「和」はなんとなく「昭和」と「団欒」のイメージで、厳密に「昭和」にこだわったわけではないのですが、なるたけ郷愁を誘う、懐かしさを感じさせる曲を選びました。あと、「団欒」ということで重箱の隅系の選曲は避けて、特定の時代・ジャンルに偏らない内容にしてみました。あ、そういえば「和」といえば今回は全曲「和モノ」です。

あと、解説は手抜きです。すみません。

(1)高峰秀子 / 銀座カンカン娘id:colourless:20051114#p1)

服部良一の代表曲…といっても代表曲はたくさんあるのですが。紅白の歴史を振り返ると、本当は並木路子の「リンゴの唄」を入れたかったのですが、曲をうまくつなげなかったのでそちらは断念しました。

(2)灰田勝彦 / 東京の屋根の下id:colourless:20051125#p1)

1953年の紅白でも歌われている、これまた服部良一が作曲したおおらかで素敵な曲。

(3)MINMI / 四季ノ唄id:colourless:20050508#p1)

MINMIはジャパニーズ・レゲエを代表する女性ミュージシャンですが、ヒップホップをうまく折衷したサウンドも彼女の魅力の一つです。Nujabesが手がけたトラック(作曲は確かMINMI本人です)も和の香を漂わせていて、不思議な心地がします。

(4)中川五郎 / また恋をしてしまったぼく

ジャパニーズ・フォーク。吉田拓郎らに代表されるニューフォークに近いサウンドなのはご愛敬。

(5)空気公団 / 例え

空気公団でいちばん好きなアルバム『こども』からの一曲。

(6)Shing02 / Luv Sicid:colourless:20051024#p2)

MINMI同様この曲もトラックはNujabesが手がけています。郷愁を誘うトラックにShing02のきりっとしたラップが映えて、ヒップホップの新たなる可能性を感じさせてくれます。

(7)しばたはつみ / I Wish You Love

大野雄二がアレンジを手がけたレディソウル。ゴージャスで、年末の気分に合致するかなと。

(8)tetrapletrap / Filmcut 100

何から何までフリッパーズな曲ですが、ここまで完璧に真似されると逆に愉快だったりします。ちなみにすでに解散してしまったこのユニットの代表曲は「Summertime Location」だと思いますが、そちらはほとんど「恋とマシンガン」でした。コーラスのネタが「黄金の七人」か「Walkin' One And Only」(ダン・ヒックス)かという違いこそありますが。

(9)安室奈美恵 / Girl Talkid:colourless:20050925#p3)

Queen Of Hip-Pop」

(10)Cascade / スーパーカー

この10曲目は直前で差し替えたもの。白井良明がプロデュースということでずいぶんとポップです。中学生の頃この曲が大好きだったのですが、友人は皆一様に「声が気持ち悪い」と言っていました…。

(11)Garnet Crow / 二人のロケットid:colourless:20051025#p2)

「Flying」までのGarnet Crowにはシングルのカップリング曲も含めて捨て曲がなくて、ぼくもリアルタイムでずっと追いかけていました。
(12)吉田拓郎 / ペニーレインでバーボンid:colourless:20050522#p2)

この曲がいまだにCDでは入手困難(ぼくは近所のレンタル屋に置いてあったベスト盤で聴くことが出来ましたが)というのはまったく馬鹿げていて、もったいないことだと思うのですが、そんな話は抜きにしても紅白のトリにふさわしい名曲かなと。