気がつけばもうすぐ4月

3か月近く日記を書くのも忘れているうちに気がついたら30歳になっていました。とはいっても、もともと誕生日とか、何歳とかいうことにはあまり意味を感じない性質なので、だからどうという感慨もないのですが。

昨日は一日家にいて将棋の電王戦を見ていました。結果はプロ棋士の圧勝で、コンピュータ側はほとんどいいところがなかった(私の目から見ても、互角だなあという場面はあっても、コンピュータが優勢だなと感じた場面はなかった)のですが、じゃあコンピュータ将棋がまだまだレベルが低いかというと必ずしもそういうことではなくて、今回はうまいことコンピュータの苦手な展開に進んだんだろうなあという印象で、次回は案外プロ棋士があっさり負けてしまうかもしれません。

ところで人間対コンピュータというのは分かりやすい構図で気を引きますが、こういう対局の人気というのはあまり長続きしないんじゃないかという気がしました。いずれ人間レベルでは太刀打ちできなくなるほどコンピュータは強くなるだろうということもありますが、それ以上に、将棋を見る楽しみというのは単に勝ち負けがどうということではないんだなあということにあらためて気付いたというのでしょうか。

さてさて、今年(今年度)の棋戦で個人的に最も印象に残ったのは王将戦で佐藤王将(当時)が唯一勝利した手合いでした。もうすぐ名人戦も始まりますが、また印象に残る対戦が見られると良いですね。