夢見る頃を過ぎても / 氣志團

夢見る頃を過ぎても

夢見る頃を過ぎても

「夢見る頃を過ぎても」なんて言われると僕なんかはリンダ・ロンシュタットを思い浮かべてしまうのだけど…When I Grow Too Old to Dream。『Living In The USA』は初めて聴いたリンダ・ロンシュタットのアルバムで、エルヴィス・コステロのカバー"Alison"以外は良く分からなかった。"Just One Look"はホリーズのカバーの方が良いと思った記憶がある。今はわりと好きなアルバムだけど、ストーン・ポニーズの頃の方が耳には馴染む。

脱線ついでに、気のせいかとも思ったのだけど、やはりアニメのタイアップは影響力が大きいのかな。いや、まあ氣志團はアニメのタイアップがなくてもそこそこ売れたとは思うけど、最近のチャート上位を見ているとその手の曲が多いので何となく。昔からアニメに使われている曲は一癖二癖あるものが多かったせいか、良い曲が多いのになかなか売れないというイメージがあった。こち亀ホフディランとか堂島孝平とか、個人的に好きな曲が多かった。コナンは一時期Garnet Crowがずっと音楽を担当していて、「夏の幻」とか、初めて聴いた時はちょっと感動した気がする。

毎回毎回関係のない話が長い。氣志團の新曲「夢見る頃を過ぎても」の話。パンキッシュで直情的なノリを今まで以上に前面に押し出しているあたり、おやっと感じる向きもあるかもしれないけれど、隠しきれない歌謡趣味にニヤリとする人も多いはず。大真面目に熱唱しているのに「これって何かのジョークでしょ?」といった疑問を振り切れない、このギャップに惑わされ、パンク好きもクラブ好きもインドア派もまとめて体を揺すらされる。降参。最高。