結局徹夜なんですが
音楽を聴く余裕もないぐらい残務処理(というほどたいしたものではない)に追われて気づいたらこんな時間に。
音楽もまあ聴いていたと言えば聴いていたのですが、BGMとして流していたので(所有しているCDは90%ぐらいリッピングしてiTunesのライブラリに追加しているので、あまり手間がかかりません。そのためにわざわざ外付けのHDDを買いました)感想を書くほどでもなく。とりあえず聴いていたCDでも。
- 青春歌年鑑いろいろ
- ゴダイゴ(大好きです)とか、ジャッキー吉川とブルー・コメッツとか、越路吹雪とか、手軽に歌謡曲やGSが聴けるのでこのシリーズは重宝しています。そして改めて、植木等の「スーダラ節」ってすごくいい曲だなあ、と。萩原哲晶(大滝さん関連で最初に名前を知りました)の書く曲も植木等の軽妙な歌も素敵なのですが、なんといってもこの曲は青島幸男のユーモアたっぷりの詞が素晴らしいです。政界に転身して晩節を汚してしまったような気もするのですが、でも作詞家としての実力は疑いようもないです。
- Beck『Guero』
- ベックの新作をようやく聴きました。"E-Pro"はネットのPVフル視聴で先に聴いていたのですが、確かに『Odelay』に近い感じ。ヒップホップやカントリー、ブルーズ、ファンク、ボサノヴァなどを消化してベックなロックに消化しているのはさすが。やっぱりDust Brothersとのコンビが一番しっくりくるかもしれないです。一番好きなアルバムは『Midnite Vultures』なんですが。アメリカのルーツミュージックが好きならこのアルバムははずせないですから。
- "Weird Al" Yankovic『Off The Deep End』
- ジャケはニルヴァーナのパロディです。「Smells Like Nirvana」はあの曲の完コピ。自作曲は60年代風のホッドロッドっぽい曲があったりと、結構面白いです。自分で買ったわけではなくて、もらい物なんですが。
- Kula Shaker『K』
- UKロックのクセのあるメロディにインド風のアレンジ、ジミヘン系のハードなギタープレイが絡んで最高にかっこいいロックアルバム。オアシスの『Morning Glory』と同じ時期だと思いますが、あの頃は本当にUKロックの勢いがすごい時期でした。解散後にクリスピアン・ミルズが結成したThe Jeevasももちろん好きなのですが、やはりこのアルバムが一番好きです。
- The La's『The La's』
- これも英国ロック・クラシック。この夏のサマソニにやってくるんでしたっけ。ギターだけ聴けばadvantage Lucyかスピッツかと思ってしまうような、きらめき系の胸をかきむしられるような名盤です。
- The Monkees『Pisces Aquarius Capricorn & Jones Ltd』
- レビューを書く時間がなかったのですが(旅行に出発するまであと少し時間があるのでそのうちに)モンキーズの中でも最高のバンドサウンドが聴ける4枚目のアルバム。ロック好きには「Pleasant Valley Sunday」を、ポップス好きには「Cuddly Toy」を贈りますが、ひそかに「Don't Call On Me」なんていう最高にロマンチックなバラードもあってもうくらくら来ます。
- 中川五郎『ぼくが死んでこの世を去る日』
- 余計なお世話なのでこういうことはあまり言わないようにしているのですが、でももっと売れてほしいと思わずにはいられない中川さんの最新作。売れれば次のアルバムも作ってもらえます(切実)音楽もそうですが、もう中川さんの人柄に惚れ込んでいるところがあるのですよね。「眠られぬ夜」とか「湖のほとり」を聴くとしみじみとして泣けてきます。ウイスキーを飲みながら聴くライブも最高なのです。
- 小沢健二『dogs』
- 「犬は吠えるがキャラバンは進む」です。エリック・クラプトンやスティーヴィー・ワンダー、アル・クーパー、ラヴィン・スプーンフルなんかの素敵なメロディーを織り込みながら自らの言葉を紡ぐ彼にどれだけ夢中になったことか。まさかまさかの復活を遂げて、再び行方不明になってもう4年。別に10年に一度ぐらいのペースでもかまわないのでぜひまた新作を聴きたいです。
とりあえず覚えているのはこんな感じです。そろそろバッグに荷物を詰めて風呂に入って実家に帰ります。