ヒットのカギはネットユーザーに託す――国内初のフリーDVDマガジン

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/28/news057.html

今日はなんだかもう書いている内容がグタグタなので、ついでに。これ、たぶん鋭く熱心なモンキーズ・ファンの方ならピンと来るのではないでしょうか。映像分野で活躍した某メンバーの忘れたい過去、ビデオ形式の雑誌「オーバービュー」と「ペルソナ」を思い起こさせます。厳密に言うと「オーバービュー」も「ペルソナ」もフリーペーパーではなく、約5ドルで販売されたのですが…。

 オーヴァービュー誌の創刊号は少なくとも2時間30分の長さで、ワシントンポスト紙の評論家のトム・シェルスによる古今の映画評論、ロサンゼルスのDJのディードレ・オドナヒューによる長編音楽ビデオのレビュー、そしてヴィデオ・ウォッチドッグという映画の脚本の誤りに焦点を当てた短い文章などという内容だった。また、チューインガムからシルヴェスター・スタローンの最新映画「コブラ」まで、およそ12分のCMも含まれていた。

(マイクの伝記本「Total Control」より)

無料である、ビデオではなくDVDであるという利点を考慮しても、コケそう。でもマイケル・ネスミス(あ、名前出してしまった)がこのことを知ったらわが意を得たりと喜ぶことでしょう。ただでさえサウンドトラック付きの小説とか、そういう変な(誉めています)コンセプトにこだわる人なので。ま、うまくいくといいですね。

ちなみに「オーバービュー」が失敗した後のマイクの談話。

「あれは単なる市場調査だったんだけど、みんなかすごく関心を寄せていたから、月に旅行するみたいに大がかりなものになった。大勢のマスコミが勢揃いして『これがうまく飛び立つよう期待しています』なんて言っていた。そうしてあれは 3フィートほど宙に浮かぶと、道に墜落、爆発してしまったんだ。するとみんなは『そうだろう。うまくいくはずがないんだよ』と言ったってわけさ」

彼らしいお話でした。