常田富士男 / 私のビートルズ

最近は一気に保守化して、昔を懐かしみながらフォークと歌謡曲とジャズとクラシックだけを聴きながら日々過ごしているので、ここで取り上げる音楽に事欠いています。まあしかしもともと保守的な人間ではあります。

昔話と言えばこれはもう何度も書いたことなのですが、高校生の頃にぼくはネットで知り合った方とずっとコンピ交換をしていて、ぼくはあまり音楽を知らなかったのでいつもソフトロックのコンピを作り、相手の方は様々な音楽を聴いている方だったのでサイケに始まりGS、ジャーマンプログレ、テクノ、フレンチ、アンビエント/ミニマルと毎回様々なコンピをおくってくれました。

そんな中で印象に残っているというか、今日ふと思い出した曲が常田富士男の「私のビートルズ」。これもおそらくその人に聴かせてもらったのですが、MDが見つからないですし見つかってもMDを聴く装置がない。いろいろ検索していたら

http://blog.goo.ne.jp/gold-oosansyouuo/e/b61a2ed607906d4d5b6cd824b741416f

掲載している方がいらっしゃったので聴かせてもらいました。興味のある方はぜひリンク先で聴いてみてください。

常田富士男という人は日本昔話で渋いナレーションをしている人なのですが、そのイメージをぶちこわすサイケデリックな内容。ドラッギーな歌詞にサイケデリックなアレンジ(オルガンがいいですね)、ビートルズを意識したようなホーンと一度聴くとなかなかそのサウンドが頭を離れません。「ハッシッシ ハッシッシ」というフレーズがあるのですが、5年以上前に聴いたきりだったこの曲を今日ふと思い出すことになったきっかけはまさにこのフレーズでした。

歌詞はいろんな意味でまずいのですが、ジョンとポールとヨーコはこれ大丈夫なんでしょうか。(そもそもこの曲を耳にすることはなかったでしょうし、今後もないでしょうね)

ハゲ山のハゲタカが 私を少し齧ったから
ハッシッシ ハッシッシ ハッシッシをあげたのさ 夢見る旅

薔薇の花をベッドに敷き詰めて ジョンとポールが愛し合っている
ハゲ山のハゲタカは 私を少し軽蔑して
イッシッシ イッシッシ イッシッシと笑うのさ 夢見る旅

ハゲ山のハゲタカが ラリったすきに首ったまを
キッシッシ キッシッシ キッシッシと締めたのさ 夢見る旅

羽の生えたトイレに跨って 空をヨーコが一人飛んでいる
ハゲ山のハゲタカの 私は骨をしゃぶりながら
ハッシッシ ハッシッシ ハッシッシといったのさ 愛をこめて