読んでいる本・積読本・再読予定本
引っ越しに関連する書類やら手続きやら、試験勉強やらで、なかなか読書も進まず。音楽は聴いているのですが、ここに書くような音楽はここ数日聴いていないので…。
- 小沼丹『椋鳥日記 (講談社文芸文庫)』
- 阿部和重『アメリカの夜 (講談社文庫)』
- レイモンド・カーヴァー『頼むから静かにしてくれ〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)』
- 村上春樹編訳『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど (村上春樹翻訳ライブラリー)』
- 庄野潤三『プールサイド小景・静物 (新潮文庫)』(再読)
- 角田房子『風の鳴る国境』(再読・本間雅晴中将伝が読みたいのだけど)
今は、ロンドンでの日常をユーモアと情緒を織り交ぜて綴った小沼丹の『椋鳥日記』を読んでいるのですが、これがとても好きなタイプの作品で、なんだか急いで読んでしまうのがもったいないのでゆっくり読んでいます。音楽はアメリカに憧れるのですが、その他の文化や生活という点ではイギリス的なものが好きというのも、『椋鳥日記』が好きな理由として一つあるのかもしれません。ただ、はてなのIDがcolorlessではなくcolourlessなのは英国を意識したものではなくて、これはニュージーランドの体験から来ているのですが。村上春樹の翻訳ライブラリーはどちらもブックオフで見つけたもので、レイモンド・カーヴァーが好きなのでついつい買ってしまいました。『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』は以前図書館で、カーヴァー関連の二編のみ読んだものです。
廣野由美子 / 批評理論入門
批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)
- 作者: 廣野由美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 新書
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関連本だと、大橋洋一の『現代批評理論のすべて』(ISBN:4403250874)を読むつもりです。こちらの『批評理論入門』は入門書なのでそんなに踏み込んだ内容はないのですが、実践重視、実戦の対象を『フランケンシュタイン』に絞った分かり易さ(逆に、同じ理由による分かりづらさもありますが)、明快な文章などに助けられ、最後まで集中して読めます。
批評の意義とは、文学作品の解釈を豊かなものにすることにほかならず...
そういえばジョナサン・カラーの『文学理論』も面白いですよね。