Fly Me Too The Moon / Chris Montez

僕はあまりアニメを見る方ではないので、日本誕生までのドラえもんと、もののけ以前のジブリ程度しか見ていない。なので、実はエヴァンゲリオンというアニメを初めて見たのがつい一ヶ月前の話。中学生の頃ブームになって、みんなに薦められた記憶はあるけど、なんとなく見ていなかった。

まあ内容については特にコメントすることもないというか、つまらなくもないけどそこまでのめり込むことも出来ない。ただ、エンディングで「Fly Me To The Moon」が使われていたのには驚いた。誰が歌っているのかはよく知らないけれど、寂寥感溢れる素敵なカバーだなと思う。

「Fly Me To The Moon」を初めて聴いたのはずいぶん幼い頃のことで、「Que Sera Sera」と一緒にラジオから流れてきた、おそらくドリス・デイが歌ったものによってだった。ドリス・デイって誰よ?テリー・メルチャーの母親です*1。テリー・メルチャーって誰?犬にかぶらせろ!(id:gotanda6:20041122、マイク・ラブもよろしく)へどうぞ。ま、しかし彼女の歌もボサノヴァタッチの物悲しいもので、飄々とした「Que Sera Sera」とのミスマッチが妙に耳に残っている。

デジタル・リマスター・ベスト

デジタル・リマスター・ベスト

思い出話はその辺にして、今やスタンダードとなったこの「Fly Me To The Moon」のカバーを紹介するなら、僕はクリス・モンテスのそれを挙げる。試聴できるサイトがないか探したのだけど見つからなかった。中性的な彼の歌声は好き嫌いが別れるところかもしれないけれど、「Fly Me To The Moon」だけでなく「Day By Day」や「Time After Time」「Sunny」など夕暮れが似合う切ない曲が多くて録音から30年がたった今でも色褪せていないと思う。

最後に、アニメといえば昨夜のドラえもんのび太結婚前夜とか)は良かったなあ…。

*1:なんて失礼な説明だ、と我ながら…。