トーイックを受験に君と行く

君トイク…君トーイック…とかくだらないことを、目の前の学生が電車の中でTOEICのためであろう単語集を読んでいるのを眺めつつ考えていました。高校生ぐらいまでなら汎用性のあるシステム英単語を使っておけば、英文はかなり楽に読めるのではないかと、かつてのシステム英単語使用者は語りたくなってしまうのですが。

でもTOEICというのは、たとえばその点数で足切りがあるとか、明確に数値化されて考慮されるというもの以外は、持っていてもあまり役に立たないような…。特に就職活動とかだと、面接で役立つのはスピーチ力で、その後必要なのは会話力なので、TOEICで良い点数をとっても「じゃあ英語で自己PRしてみてください」とか言われると困ります。ぼくは本気で「My name is...」とあと少ししか話せず、面接官にあきれられたことがあったりしますが…。TOEIC的には「Non-nativeとして十分なコミュニケーションができる」点数は余裕である(900点ちょい)のですが、まあ話せなくても読み聴きが出来ればなんとかなるテストなので…。逆に点数が低くてもスピーチ力があればたいていの場合何とかなります。

最近は本当に学部(一応英語科)とTOEICの点数を言うのが怖いというか、初めて出会った人の場合たいてい
「えー、どこの大学?何学部?」→「英語なんだー?TOEICは?英検は?」→「えー、じゃあ英語ペラペラなんでしょ?何か喋ってみてよ」→「マ、マイ・ネーム・イズ…えと、えーっと…」「…(気まずい沈黙)」
どうしてみんな同じような質問しか…。英会話とかスピーチとか、昔からコンプレックスがあるのでそういう授業はかなり避けています。結果英会話はますます苦手となり、地域研究の授業ばかり取り、英論文はいくらでも読めるので読解力は高まれどちっとも話せるようにならない。もう一度人生をやり直せるものなら1年ぐらいどこかに留学してます。