小坂忠 / ほうろう

ほうろう

ほうろう

青春歌年鑑を安く借りてもらったお礼に、このアルバムを含めたいくつかのアルバムを友人に貸したので、ついでにと聴き返していました。それまでのSSWスタイルから比べるとかなりソウル色を強めたアルバムで、日本のロック史上にいつまでも残り続ける(残り続けて欲しい)アルバムですね。

この人は他のアルバムも良くて(全部は聴いていませんが)、『はずかしそうに』は昔他の人に聴かせてもらい、かなり衝撃を受けました。その『はずかしそうに』や『ありがとう』は気付いたら廃盤になっていて、今や5桁に届こうかというプレミアが付いていたりもします。特に『ありがとう』は聴いたことがないので、再発してもらいたいなと思うのですが…。(はっぴいえんどのボックスセットで「ありがとう」1曲だけ聴きました…)

ということで一番簡単に手に入る『ほうろう』。なんとなくCarole Kingの『Tapestry』を彷彿させるところもあります。今の季節は「つるべ糸」が染みます。秋の日はつるべおとし♪この曲から「ふうらい坊」への流れがまた味があるんですよね。