センチメンタル・シティ・ロマンス / センチメンタル・シティ・ロマンス

センチメンタル・シティ・ロマンス

センチメンタル・シティ・ロマンス

はっぴいえんどが解散してから2年後、Sugar Babeの『Songs』と同じ年にリリースされたセンチメンタル・シティ・ロマンスのデビューアルバム。予備知識がなくてもSugar Babeと同時代のサウンドだなというのはなんとなく分かりますが、センチメンタル・シティ・ロマンスの方がウエストコーストの香りが強くします。推薦文を寄せているのは細野晴臣細野晴臣プロデュースとAmazonでは書かれていますが、ジャケットのプロデュース・クレジットにはバンドの名前があります。

ゆったりとしたメロディーにギターやペダルスティールの音色が重なり、郷愁を誘います。アメリカ西海岸への憧憬が生みだしたノスタルジックな彼らの音楽は、このアルバムが作られた時代が遠い過去のものになった今こそ、ある種の実感を伴って受け止めることが出来るのではないかと思います。