メモ:わが祖国

The Asch Recordings, Vol. 1-4

The Asch Recordings, Vol. 1-4

ウディ・ガスリーの4枚組、全105曲のCDセットを購入。第二のアメリカ国歌と呼ばれ、日本でも有名な「わが祖国(This Land Is Your Land)」ですが、考えてみるとこれってネイティヴ・アメリカンには酷な歌かもしれないですね。

1968年5月、一人の若き黒人歌手が「わが祖国」を歌ってくれと頼まれた。その時インディアンの血をひく男が近づいてきて、彼の胸を小突いた。「君らは間違ってる。この国は僕らのものだ」黒人歌手は固まり、真剣な面持ちで「僕らはこの曲を歌うべきではないんだろうか」とこぼした。インディアンの男はにやりと笑って「いいさ。歌ってくれ。こうしてみんなで一緒に何かをしようとしているときならいいんだ」と言った。黒人歌手は歌い始め、観衆も一緒になって歌った。(ピート・シーガーの書いた記事より)−要約−

http://mysongbook.de/msb/songs/t/thisland.html

孫引きですが、メモなので。こういうものは「頑張る」という言葉をめぐる議論のように結構不毛なものになりがちなのであまり騒ぎ立てるつもりはないのですが、少し心に留めておこうかなと。