aiko / 夏服
- アーティスト: aiko,島田昌典
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2001/06/20
- メディア: CD
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大学受験の年の夏に、夏期講習を受けるという名目で二週間ほど大阪の親戚の家に泊まりに行きました。もちろんぼくの目的は大阪や京都のレコード店だったのですが、そんな夏の日にいちおう勉強をしながらテレビを見ているときに、たまたまテレビ(Mステだったかな)から流れてきたのがaikoの「ボーイフレンド」でした。
aikoという人はとても素敵な曲を書き歌う人だとは思うのですが、実際のところを言うとぼくは普段そんなに彼女の音楽を聴くことはありません。(カラオケなんかだとよく聴きますが…)ただ、「ボーイフレンド」だけは親しみがあって、思い出したように聴いたりします。
「ボーイフレンド」の何が好きなのかというと、キリンジの「双子座グラフィティ」のように陽気で楽しいアレンジが顔をのぞかせる(「双子座〜」よりずっとシンプルですが)ところや独特の哀愁があるメロディーや歌声ももちろんいいのですが、イントロをはじめとして時折すっと入ってくるバンジョーの音色がやはりたまらないのです。こういう比較的洗練されたポップスに、剥き出しの音をしたバンジョーが唐突に挿入されているというのがとても面白いのです。なぜここでバンジョーなのかとか思いながら、それがアクセントとなっていつも新鮮にきこえてくるのですよね。
もちろん「be master of life」や「ロージー」「初恋」などをはじめとした他のアルバム曲も素敵なのですが、やっぱりリピートしてしまうのは「ボーイフレンド」なのでした。