秋のなごみ:フィニルさん編

もう季節は冬ですが、通勤電車のおともは秋のなごみセレクトです。12月は平日・休日を問わずイベントばかりでなかなか感想を書く時間を取れなかったのですが、皆さんのセレクトは一通り聞かせていただきましたので、なんとか年内に感想を書き上げたいと思います。

フィニルさんのセレクトは爽やかな風が吹き抜けるようなセレクト。ちょっとコミカルなフォークという趣の1曲目はケヴィン・エアーズとブリジット・セント・ジョン。ウラウラという風変わりなコーラスがいいですね。Spiceの「Hush A Bye」はいかにもネオアコといった曲で、歌はへたうまというか下手ですが妙にくせになります。The Fifth Avenue Bandの「Good Lady Of Tronto」はスティールギター(バディ・エモンズか誰かだった気がしますが誰でしょう)も心地よいのどかな曲。4曲目のSaffron Summerfieldは思い切り好みのフォークタッチの曲です。このP・マッカートニー似の女性(本人でしょうが)が写ったジャケット、どこかで見た覚えがあります。5曲目はAmericaの名曲「Ventura Highway」。Wendy Waldmanはお茶の水・ジャニスでレンタルして聞いていました。フィニルさんが好きというのはすごく分かります。個人的に好きな曲と苦手な曲の落差が大きいSSWですが、この曲は大好きですね。7曲目のIllinois Speed Pressはウエストコースト風の爽やかな曲。英国シリーズはやや苦手な曲調が続きますが、Colin Hareはポップでいいですね…と思ったら元ハニーバスのメンバー。ソフトロックとして楽しむことも出来そうなフォークです。

いちばんのお気に入りはラストの斉藤哲夫「さんま焼けたか」。初期のフォークアルバムは持っていますが、この頃はスルーしていました。スティールギターも心地よく響くカントリータッチの曲で、郷愁を誘います。素敵なセレクト、ありがとうございました。

フィニルさんの解説は以下で
http://d.hatena.ne.jp/Finyl/20061112#p1