Alexander's Ragtime Band

The Jazz Minorsという、学生バンドが1975年に発表したアルバムに『Hold That Tiger』というアルバムがあります。当時はそれなりに話題になったバンドのようで、アルバムも数枚発表していますし、彼らのホームページには当時撮影された映像クリップまで掲載されているのですが、ぼくが聴いているのはこの1枚だけです。

トランペットやトロンボーンに先導されるニューオーリンズ・ジャズ・スタイルの彼らの演奏はとても軽やかで、「Chattanooga Stomp」や「Since My Best Gal Turned Me Down」のような正統派の曲や、バンジョーで聴かせる「By By Blues」のようにオールドタイムな良さをもつがあり、また「Your Feet's Too Big」のようなヴォーカル入りの曲もあったりします。(これが貫禄たっぷりな、でもどこかよれよれの歌でまたいい)

中でもアーヴィング(バーリン)の「Alexander's Ragtime Band」はニューオーリンズ・スタイルの演奏と飄々とした歌の取り合わせが心地よくて、時々無性に聴きたくなるときがあります。

ところで、「Alexander's Ragtime Band」というと、数年前(といってもぼくがまだ学生の頃なので2年以上前のことですが)にRag Fairの番組の「歌のソムリエ」というコーナーで、Rag Fairが歌っているのを聴いた覚えがあります。このRag Fairの歌、アレンジがまた素晴らしくて、CDやビデオで聴けないのかなとしばらく探した覚えがありますが、結局出ていないようでした。今日また思い出して調べてみたのですが、まだ出ていないようです。ライヴなんかでは時々歌っているみたいなので、もうちょっと気軽に聴けるようになればいいのですけどね。