Forever Mine / 山下達郎

FOREVER MINE/MIDAS TOUCH

「Forever Mine」は江國香織の原作を映画化した『東京タワー』の主題歌。語る必要があるのだろうか?どこを切っても達郎節というか、個人的には現在の彼の活動にはすでに興味を失っている。「Forever Mine」を買うなら「さよなら夏の日」とか「ゲット・バック・イン・ラブ」を聴き返すと思う。山下達郎はもう終わったとか、そういうことを言いたいわけじゃない。好みの問題というか、受け入れられるマンネリズムと受け入れられないマンネリズムというのがあって、僕の場合山下達郎は後者だということ。ちょっとアクが強いしね。あとこの話に関連して、http://www.ne.jp/asahi/45rpm/kenta/documents/011024.htmlの話は確かにそうだなと。

カップリングの「Midas Touch」は面白かった。彼がソウルミュージックに造詣が深いのは有名な話だけど、そうした音楽のエッセンスがちりばめられたスウィートソウルに仕上がっている。この都会っぽさってのは、小沢健二の『Eclectic』に近いものがあると思うのだけど、時間があったら聴き比べでもどうぞ。