Glitter / 柴咲コウ

Glitter

Glitter

期間限定で、ネット上でPVのフル試聴が可能だったので聴いてみる。とりあえずプロモの彼女は可愛いのに、ジャケットは悪趣味だよ、と。(期間は昨日までだったはずだけど、今日の夕方まではなぜか聴けた。今は確かめてないけど)

とりあえずぼくはこの曲以前の柴咲コウをきちんと聴いたことがないのでそれらとの比較は出来ないし、以前と比べて売り上げがどうこうと言えるほどの知識もない。ただ、他の人の感想をチェックした限りでは、この曲は今までの柴咲コウ作品とは少し趣が違うようだし、そうなると当然賛否両論出てくるわけで、売り上げも微妙らしい*1カップリングの方が以前の彼女らしい曲調だということだけど、僕はこの文章をPVを参考にして書いているのでよく分からない。やはりレンタルしてくるべきだろうか。カップリングのためにレンタル、というのは今は少し厳しい。

話がそれたけど、こういう風に微妙な反応を生んでいるのには、この曲が採用しているワルツのリズムが関係しているのではないかと思ったりする。いくつかワルツ風のポップソングを思い浮かべてみて個人的に考えたことなのだけど、ワルツっていうのはちょっとばかり控えめなところがあって、そのリズムは楽曲に奥ゆかしさや品の良さ、心地よい浮遊感といった要素を付加してくれる一方で、どこがサビなのか分かりづらい、盛り上がりに欠けるという印象を与えてしまうことがある。たとえばキャベツのような生野菜をそのまま食べると控えめな中にも甘みがあってそれが美味しいのだけど、人によってはそれでは物足りなくてドレッシングをかけなきゃだめ、となったりする。そんな感じ…というのではだめ?

僕はちょっと前まで柴咲コウ柴田淳の区別がついていなかった(ちょっと前って言っても結構昔…どっちだ?)ような人間だけど、この曲は素直に好きだと言える。メロディだけではなくて柴咲コウのボーカルにも押しつけがましいところは感じられないし、その押しつけがましさのなさというのはポップスを飽きずに聴き続けるために最も重要なポイントなのではないか、と個人的には考えているのだけど、この曲はその要素を十二分に満たしていると思う。女優だけにしておくのはもったいない。あと、知り合いがすごく柴咲コウに似ているのでそういうひいき目も含んで、僕は彼女を高く評価してますよ。

*1:これはきちんと調べたわけじゃないので鵜呑みにしないでね。