本当に雨男

Rain rain go away
Come again another day
Rain rain go away
Come again another day
Rain...

Rainmaker written by Harry Nillson

ニルソンの「レインメイカー」は、ぼくとしてはマイケル・ネスミスが歌うバージョンの方が馴染みが深いのですが、でもやはり一般的にはニルソンの歌の方が認知度も高いのでしょう。

5月から雨が降らない8月の初旬、レインメーカーがやってきて、報酬と引き替えにカンサスの人たちに雨を降らせてあげる。雨が降り出すと、カンサスの人々はレインメーカーなんて知らんぷり、報酬なんて支払わない。レインメーカーの目は一瞬曇り、そして辺りに笑い声を響かせながら去ってゆく。カンサスの人たちは、今度は雨が降り止まないことに気づき、大いに悩むのだった。

そんな歌詞を持つニルソンの小品。小品というと佳作や秀作といった言葉同様、あまり良い意味では使われないというか、悪くはないんだけどね的なニュアンスで用いられると思うのですが、別にそういう意味で使っているわけではありません。ニルソンの作品は、ぼくにしてみればほとんど小品というイメージで、大きな感動とかドラマチックな展開とはちょっと縁がないのですが、どれも愛らしくて、聴くたびに小さな幸せを与えてくれる感じがします。