過大評価されすぎのアルバム・トップ10

http://www.barks.jp/news/?id=1000012398&v=f

1.ニルヴァーナNevermind
2.コールドプレイ『X&Y』
3.ザ・リバティーンズThe Libertines
4.オアシス『Definitely Maybe』
5.U2『The Joshua Tree』
6.レディオヘッド『OK Computer』
7.ザ・ビートルズ『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』
8.ビーチ・ボーイズ『Pet Sounds』
9.セックス・ピストルズ『Never Mind The Bollocks』
10.ザ・スミスThe Queen Is Dead』

あまり前を向いた企画ではないですが、でもちょっと納得してしまうところもあって面白いですね。書くこともないので、ついコメントを付けてしまいました。

Nirvanaの『Nevermind』については、友人が「ギターを弾かない奴にこのアルバムのすごさは分からんよ」と言っていました。そうなのかもしれません。ぼくはギターを弾かないので、まあ良いアルバムだなとは思いますが、ロックの名盤第1位とかに選ばれているとちょっと分からないなというのが正直なところです。

Coldplayは聴いていないので知りません。The Libertinesって「史上」とかいう言葉が付くぐらい評価されてるバンドなのか、疑問です。あれは「評価」ではなく「人気」じゃないのかなと。イギリスだと事情が違うのかもしれませんね。もちろんかっこいいバンドなのですが。(ちなみにThe Libertinesが入っていてThe Strokesが入っていないのはいろいろな想像が出来て面白いです)

Oasisの『Definitely Maybe』もそもそも「過大評価」っていうほど評価されているアルバムではないはず。「オアシスのデビュー盤」「"Rock'N'Roll Star"と"Live Forever"が人気の良くできたアルバム」とかその程度でも過大評価なのですかねぇ。いや、アンケートを取ったイギリスでは評価が加熱しているのかもしれませんね。

U2の『The Joshua Tree』はコメントできないです。ちょっとよく分からないアルバムで、CDを持っていたはずですがどこに置いたかも分からない状態です。過大評価されてるアルバムはと尋ねられたら、ぼくはたぶん『The Joshua Tree』を挙げます。でもみんなが良いというのでまあ良いのでしょう。

Radioheadの『OK Computer』はNirvanaと同じでちょっと感情移入による過大評価はあるんじゃないかと思います。ぼくの周囲でも評価の高いバンドですし、ぼくも嫌いなバンドではないですが、「ロックの救世主」みたいなことを書かれるとちょっとあれな感じです。

The Beatlesの『Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band』はあまりにも不毛すぎて…という感じですね。1960年代と現在とでは「凄い」の感覚が違っているのに、1960年代以降の評価が現在までそのまま持ち越されているあたりが良くないのではないかと。実験的なサウンドと珍しいコンセプトが流行した時代です。でも見方によっては現在の感覚からしてもこれがビートルズの最高傑作(の一つ)だなあというところもあって、難しいです。

The Beach Boysの『Pet Sounds』は数年前までは過大評価されすぎていた気がします。というか、ぼくが過大評価だと考えていたのは「The Beach Boysと『Pet Sounds』は過小評価されすぎている」という意見についてのことです。今はそういう意見も少なくなって、妥当な評価を受けている気がします。たぶん「過小評価!過小評価!」と主張する人がいるせいで、過大評価されていると思われているんだと思いますよ。

Sex Pistolsの『Never Mind The Bollocks』。「とりあえずみんなが評価してるし」という感じで流されて聴く人が多そう、という意味では過大評価なのかもしれませんが、ぼくは過大評価されているとは思いません。リアルタイムではないですが、凄さぐらいは分かります。再結成で評価を落としたのも影響しているのでしょうか。再結成なんてことを恥ずかしげもなくやれるのがまたピストルズらしいと逆に評価する人もいそうですね。

The Smithsの『The Queen Is Dead』は大好きなアルバムなのですが、確かになぜこのアルバムにばかり評価が集中しているのかちょっと分かりません。(戦略的なものなんでしょうか)The Smithsは『The Queen Is Dead』だけじゃないぞという人が「過大評価」票を投じたと信じます。