ソウル・フラワー・モノノケ・サミット / デラシネ・チンドン

デラシネ・チンドン

デラシネ・チンドン

最近はもうこのアルバム以外ほとんど何も聴いていません(小沢健二の最新作やハンバートハンバートをちょっと聴いているぐらい)。裏を返せばこのアルバムはもう少なくとも50回以上聴いているということになります。一度聴き始めるととまらなくなるのでだめですね。心躍り胸躍り体も踊り出してしまいます。もちろんただ「楽しい」で済ませることのできる曲ばかりではないですが、老若男女問わず熱くなれるのがモノノケ・サミットの音楽の魅力だと思うので、まずは「楽しい」でいいんじゃないでしょうか。

チンドンといういささか古風なスタイルで、古いはやり唄や各地の民謡を歌うソウル・フラワー・モノノケ・サミット。でもしゃちこばったようなところはなくて、伸び伸びと歌い演奏しているので、演歌や民謡にロックのグルーヴがうまくのっています。そもそも、中川敬の声には多様な音楽をのみこんでしまうスケールの大きさがあります。ライブに行ったら楽しそうですねぇ。