秋のなごみセレクト:きよさん編

今回のセレクトのテーマは「秋のなごみ」で、「秋」というとまずぼくが連想するのはSSWモノなのですが、きよさんのセレクトは見事にフォーク〜SSW路線。「棚からひとつかみ」の選曲だそうですが、きよさんのレコード棚の充実が窺える何とも素晴らしいひとつかみです。

どれも素敵な曲なのに、知っているのはたった2曲。世の中にはまだこんなに素敵な音楽が眠っているのかと嬉しくなる反面、きよさんのセレクトを聴くと手当たり次第にレコードを買い集めたくなるので困ってしまいます。本当に今は節約しないといけない生活なのですが。

知っていたのはCarole Kingの名盤『Tapestry』収録の「So Far Away」と、最近ボーナス付きでCD化されたMark Henleyの「Everyone Tuesday」。「So Far Away」の素晴らしさは今さらぼくがどうこう言うまでもありませんが、なんといってもMark Henley。今まで何万ものプレミアがついてごく一部の人にしか聴かれなかったのが勿体ないSSWです。優しい歌とメロディーが時代性を超越しています。

後は全部知らない曲。Douglas Woodって誰でしょう?「The Wildness Is Home」のほのかに漂うカントリーの哀愁が素敵すぎです。どこかで聴いたことがありそうなメロディーがところどころで出てくる軽いタッチのTrusty「Sweet Inspiration」もいいですね。というか全部いいので、きよさんのダイアリーで期間限定で聴けるうちに聴いておきましょう。(id:addsomemusic:20061111)しっとりとしたHarperの「And I Love You So」、アシッドフォークみたいに影のさした歌にペダルスティールが絡むCraig ASPの「Spirit Of A Woman」も新感覚でお気に入りです。

個人的にはBill Destlerを今まで聴いていなかったのが悔しい。それぐらい素晴らしいです。あとBill Greenwoodの「Song Bird」。Billy Mernitみたいにくせのあるハスキーな歌が聞こえた瞬間どきりとしました。

しかし秋ですねぇ。もう冬もすぐそこですが、みなさんからいただいたセレクトを聴いている間だけ部屋の中は秋です。そしてきよさん、素敵なセレクトありがとうございました。またぜひSSWセレクト作ってください。