再発関連

http://blog.diskunion.net/user/yaji/yaji/9434.html

一度書いたものが全部消えてしまったので、手短に。『見る前に跳べ』『俺らいちぬけた』を含む岡林信康作品の再発がアナウンスされています。これは本当に素晴らしいというか、はっぴいえんどが一時期バックバンドをつとめたとかいう話題性はさておいても、フォークの神様と言われたデビュー当時、そして『見る前に跳べ』から『誰ぞこの子に愛の手を』(『誰ぞこの子に愛の手を』は再発ラインナップに入っているわけではなく、たぶん今でも普通に入手できます)にかけてのロックを意識した時期というのは、内容的に非常に充実しているのです。ぼくもプレミアの付いた『見る前に跳べ』『俺らいちぬけた』はレンタル落としの音源をずっと聴いていたので、これでようやくきちんと手にすることができます。

The Stone Poneys Featuring Linda Ronstadt/Evergreen Vol. 2 (2-for-1)

The Stone Poneys Featuring Linda Ronstadt/Evergreen Vol. 2 (2-for-1)

再発関連その2。ストーン・ポニーズのファーストとセカンドが、サードアルバム関連のセッション音源付きで再発されます。「アメリカの歌姫」とはリンダ・ロンシュタットのためにあるような言葉で、伸びやかで開放的な彼女の歌声は本当に素晴らしい。デビューヒットの「Different Drum」はモンキーズのマイケル・ネスミスの作品で、本人によるセルフカバーもありますが、マイケル・ネスミス本人が認めるとおり、本当に素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。

ファーストアルバムとセカンドアルバムに加えて、「Some Of Shelly's Blues」(ネスミス)、「Up To My Neck In High Muddy Water」(バンドが「Different Drum」を知るきっかけとなったGreenbriar Boysの作品)、「Stoney End」(ローラ・ニーロ!)、「Hobo」(ティム・バックリィの「Morning Glory」)というサードアルバム収録作品4曲のセッション音源が収録予定です。個人的には、いちばんのお気に入りであるサードアルバムから、そのハイライト中のハイライトといえる「Up To My Neck In High Muddy Water」「Stoney End」「Hobo」が選ばれているのが嬉しいです。この調子でサードアルバムも再発されるといいですね。