赤頭巾ちゃん気をつけて / 庄司薫

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)

赤頭巾ちゃん気をつけて (中公文庫)

猫文学愛好家として『ぼくが猫語を話せるわけ』は当然読んでいるわけなんだけど、この作品は今まで読んでいなかった。『さよなら快傑黒頭巾』は読んでいるのだけど順番が違ったかな。柴田翔の『されどわれらが日々』と『ノンちゃんの冒険』の中間、と書くのはなんだか卑怯な気もするけれど、妙になれなれしいのは後者に共通するものがある。時代背景は前者。

『ノンちゃんの冒険』というと今日はfinalventさんがコメントしていた(id:finalvent:20050221)。以前もこの作品を「迷作」と評されていたので予想通りの辛口のコメントだけど、でもそんな感じ。