北杜夫 『神々の消えた土地』

神々の消えた土地 (新潮文庫)

神々の消えた土地 (新潮文庫)

北杜夫の初期作品において重要なモチーフだった、「神話」(今回はギリシア神話)を中心に据えて、信州の美しい自然を背景に戦争と若き恋を描いた作品。傑作とは言えませんが、透き通るように美しく、瑞々しい感性はさすがです。