五つの赤い風船の2作が紙ジャケでリリース

10/25発売。どちらのアルバムも、今までレコードから音をとってCDにしたものを聴き続けていたのですが、ところどころ針が飛んだりしてどうも落ち着きませんでした。なので今回のCD化はもう朗報中の朗報ですね。『ソロ・アルバム』は西岡たかしや藤原秀子のソロ作品を収めたもので、カントリー〜カントリーロックの「そんなに愛がほしいのなら」が本当に好きでよく聴きました。『In U.S.A.』はA面にロサンゼルスでのスタジオ録音、B面にアメリカでのライブを収録したアルバム。アマゾンの商品説明によるとスタジオ録音は『ボクは広野に一人居る』から切り出されたものらしいですが、ぼくは『ボクは広野に一人居る』を持っていないのでわかりません。AmazonAvexが提携してAmazonで独占販売というのをやってこの辺のアルバムをCD化して、しかもすぐに廃盤になってしまったので『ボクは広野に一人居る』は1万円弱、『ゲームは終わり(解散記念実況盤)』に至ってはその3倍ぐらいの値が(ヤフオクで)ついていました。ひどいですよねぇ再発してください…。

話が逸れましたが、『In U.S.A.』のA面にあたるスタジオ録音は、(純粋に風船が好きという人にとってはただの焼き直しに聞こえるかもしれませんが)60年代アメリカのポピュラー音楽が好きな人は必聴の出来です。もうぼくなんかはレッド・ローズのスティールギターにしびれて仕方がないです。「ぼくは広野に」のレッド・ローズ節を聴くと、マイケル・ネスミスの『Pretty Much Your Standard Ranch Stash』(マイクのソロだとこのアルバムがいちばん好きなので)が思い出されてもうだめです。最高のカントリーロック(というとちょっと違う気もしますが)となった「これがボクらの道なのか」やドラマチックな「母の生まれた街」、それに「もしもボクの背中に羽根が生えてたら」…書いていたらますます『ボクは広野に一人居る』を聴いてみたくなりましたが、とにかく素敵な曲がそろっています。モンキーズやマイケル・ネスミスが好きという方にもけっこうおすすめです。

風博士(紙ジャケット仕様)

風博士(紙ジャケット仕様)

哀しい歌(紙ジャケット仕様)

哀しい歌(紙ジャケット仕様)

スープ(紙ジャケット仕様)

スープ(紙ジャケット仕様)

そして今気づきましたが、西岡たかしソロ4作品もCD化らしいですね。『風博士』以外はレコードで持っていますが、実家に置いてあるので普段なかなか聴けませんし、『風博士』はCD-BOXで断片的に聴いているだけ。来月が待ち遠しいですね。